エリック・カールの代表作「はらぺこあおむし」の秋バージョン。ぽっこり生まれたこおろぎぼうや。『ころころ・りりり・・・』とあいさつしてくれたおおきなこおろぎと同じ様に、あいさつしたいけどまだできない。ばった・かまきり・せみ・とんぼなど、子ども達の好きな昆虫が登場。こおろぎぼうやはみんなにあいさつしたくて、したくてしょうがない。だけど・・。何度も何度も繰り返される『こうろぎぼうやも あいさつしたくて ちいさなはねを こし・こし・こし でもあらら おとがでないよ うたえない』のフレーズが心に残りはなれない。そしてクライマックスへ!カールのしかけた罠?に不覚にもじ〜んとなってしまう。こおろぎの声ってこんなに素直で、きれいだったんだ。今夜はプチおさんぽで、こおろぎさがしてみようかな・・・。そんな気になる1冊だ。