フランチシェク・フルビーンは、チェコの詩人。
絵のズデネック・ミレルは、「もぐらくん」シリーズや「せかいで いちばんおかねもちの すずめ」などで知られています。
絵の美しさは、我家で人気です。
この作品は、1967年初版。
1978年に偕成社で邦訳されており、今回読んだのは2008年邦訳のひさかたチャイルドのもの。
ボードブックなので、1歳位が対象かと思ったのですが、結構文章が多いので意外な感じがしました。
詩人なので、原文は韻をふんだリズミカルなものだと推察するのですが、やはり邦訳にしてしまうと原文の良さが半減した感があります。
物語は、迷子になったひよこが、家を探すというもの。
からす麦、大麦、小麦、ライ麦と出てくるのですが、、日本ではなかなかお目にかからないので、一寸理解が難しいかも知れません。
何回か見比べると違いは分かるのですが、ファーストブックにしては難解な感が否めません。
絵自体は、とても綺麗なので、1歳位からでも見て楽しむことが出来ると思いますが、邦訳がついていっていないのが残念です。