ストーリーがしっかりしていて面白い話でした。でも、どちらかというと絵本というより、童話の類に入るかなという感じです。
郵便局で夜になると働いている妖精の小人達は、手紙の封を切らなくても内容が読めるそうです。そして、触っただけでどういう類の手紙なのか分ると... 心のこもった手紙の封はあたたかい! なんだかとても心温まる設定でした。でも、ふと、今の電子メールが日常になってしまった時代には、そんな感覚がなくなってしまうのかと思うと、残念に思えました。
話には、聞いたこともないカタカナの羅列が続いていて、それが名前だったり地名だったりと、そこも新鮮でした。飽きずに一気に読めるのでお薦めです。