2008年初版の作品。
表紙の恐竜の絵に惹かれて読んでみました。
物語は、かつて地球に恐竜が住んでいた時代の、1日を描いたもの。
地球が描かれ、次に木立があり、その次から恐竜達の登場です。
全部で11種の恐竜が登場するのですが、群れの戯れとか、家族での触れ合いのある姿が新鮮。
このほのぼの感というのは、子供にとって受け入れ易いものだと思います。
文章に、恐竜の名前に因んだ駄洒落があるのも、きっと楽しいに違いありません。
ただ、CGによる恐竜の絵は、少し中途半端な感がありました。
あまりに、背景から浮き上がってしまっているので、最近の優れたCGを見慣れてしまうと、違和感を感じずにはいられないでしょう。
折角、文章に遊びがあるのですから、絵にも少し遊びを持たせる位の方が良かったのではないでしょうか?
恐竜好きには、たまらない作品ではあると思います。