さかなのお友達が、かえるになって外の世界を見てきます。
外の世界には、鳥がいたり、牛がいたり、人間がいたりとさかなの知らない世界ばかり。かえるの話を聞いたさかなは、さまざまな想像をします。
そして、話を聞いているうちに、自分も外の世界を見たくなってきました。
そしてある日、とうとう決心して外の世界に飛び出してしまいます。
さかなの想像する鳥や牛や人間は、魚に羽根が生えてたり、魚に角や足やミルクの袋をつけてたり、服を着た魚が足で立って歩いていたりと、その姿がおもしろい。
きっと、精一杯の想像を働かせたんだろうなって、感じです。
その想像を自分の目で確かめたくなるのもわかるきがします。
でも、魚は外の世界では生きていけません。
悲しいかな、自分の目で確かめることなくまた、池に戻ります。
その時、魚は水の中こそが自分にとって、どんな世界よりも美しい世界だということに気がつくのです。
それって、素敵なことだなって思います。
最近、5歳の娘は、なにかというと絵本を読んであげると文句をつけるようになった。
たとえば、この絵本だと、「かえるのまねをしていないじゃん!」
確かに・・・でも、できなかったんだけどなあ
と、答えを探すのに四苦八苦する母であった。