私は子どもが授かるのが遅かったので、「こんなに子どもが好きなのにどうして?」とよく悲しくなりました。そんな時に、取り出して読んだのがこの本です。読みながら何度も泣きました。自分自身に「だいじょうぶ だいじょうぶ」と言ってあげたかったのでしょう。読むたびに力をもらいました。
親になってから読むと、このおじいちゃんのように、子どもが苦しい時「だいじょうぶ」と見守ってあげる親になりたいと思います。おじいちゃんではありませんので、子どもの成長を欲を持つことなく見守るのは難しいこともありますが、「ぼく」のように、すべての子どもは成長する力を持っていることを信じて、子どもを見守り続けたいと思わせてくれる本です。大人も、つらい時、悲しい時、この本を読むと勇気づけられますよ。