リュックのりゅう坊の3冊目です。といっても、私は、1・2冊目を読んでおらず、これが初めてでした。
あとがきを読んで、このシリーズは長さんが描かれていたことを知りました。長さんが亡くなられて、和田さんが引き継ぎ、長さんのタッチに限りなく近い形で描かれたと聞き、天国にいる長さんの気持ちと和田さんの気持ちをそれぞれに想像してしまいました。
長さんはさぞかし喜んでおられるだろうなあ。和田さんも、きっといいお仕事をしたとほっとされているだろうなあ。
長さんの匂いのする、ほのぼのした絵がすてきな本です。もちろん、工藤さんの素朴な自然を描いた文も味があり、本のなかで自然に親しむことができるなあと感心してしまいました。