犬のピーはおとうさんとおかあさんと3びきで暮らしています。おかあさんのおなかはとっても大きくなっていて、もうすぐ赤ちゃんが生まれるのです。ある日、おかあさんが朝からとっても苦しそうにしています。ピーは、おかあさんのために、いちごをとってこようとでかけました。
ピーのおかあさんを思う気持ちが伝わってきました。同じ著者の作品『うずらちゃんのかくれんぼ』の一場面を思い出させてくれるような場面とも出会うことができます。
目にはっきりと映る虫や花の描き方、鮮やかな色遣いが、なかなか魅力的です。ピー家族の表情もなかなか愉快。絵を楽しみながら、心温まるお話が満喫できることでしょう。