最近、きむらゆういちさんの絵本をよく読んでいるせいか、私の中では、「もしかしたら自分を食べようとしている?と疑ったけど、実はいいヤツだった」、というほうがしっくりいくようになっていて、だからこの絵本の「いい人たちだと思っていたのに、実は自分の毛皮を狙っていた」というのは、どうにも受け入れがたくて・・・。
絵がかわいいので、2歳の次女用に借りたこともあり、よけいにこういう人間不信的な内容に違和感を覚えてしまいました。
毎日楽しく過ごしていたのに、いなくなった途端「トラネコはどこだ?」と怖い顔で探し出すのは、ちょっと嫌な気分。
でも、小学生くらいの子だったら、意外とおもしろがるのかもしれません。
7歳の長女は読み終わったあと、「これ、面白いね」と言ってましたから。
大きくなるにつれて、ただ道徳的な物語より、スリルとサスペンスが面白くなるのでしょうね。
だから評価は中間をとって、★3つ。