『ゆっくり たべなさい。』といつもお母さんは言うけれど、
今日はゆっくりなんてしていられない。
その訳は・・・。
きつねやおおかみたちが食べ物にされ、
食べられそうになるなんて、子ども達は大喜び。
さっちゃんと動物達のやり取りの繰り返しが楽しく、
子ども達に大うけだ。
さっちゃんからの素敵なプレゼントに、
膝に乗せてきゅーとだっこしてくれるお母さん。
さっちゃんの嬉しさがふわんと胸にしみてくる。
そして、母の無ないおおかみにそのしあわせをおすそわけ。
温かなぬくもりが広がる感じだ。
田園風景が、優しく美しいタッチで描かれ、
ストーリーと相まって子ども達の感受性をに訴えかけているようだ。