ゆうこがもらったキャベツ。
一枚づつ動物のお友達に分けてあげます。そして、頭に乗せてキャベツぼうしにします。
始めは、キャベツを無駄にしてー!と思いましたが、最後にはきちんとロールキャベツにして食べていて、それがとても美味しそうで、温かい気持ちで読み終えることができました。子供は庭や菜園の葉っぱで本来遊んでしまうものなんだろうと、思えました。それをきちんと食べるところまで描いてくれているので、子供たちにも教訓になっているのではないかと思います。
ゆうことおともだちは、キャベツぼうしをかぶりながら、おにごっこをします。その名もおおかみおに。みんなが楽しく遊んでいると、そこに本物のおおかみが!みんなが隠れて逃げるも、おおかみは一緒にキャベツぼうしをかぶりながら遊びたかったのです。みんなで仲良く遊び、それぞれ家庭にキャベツの葉を持ち帰り食べて終わります。
人を見た目で判断しちゃいけない、ということも伝わってきます。
でも、何より、子供達が子供らしく遊んでいる姿に魅力があり、絵本を読む子供が一緒に遊んでいるかのような気持ちに引き込まれる魅力的な絵本です。
『ぐりとぐら』シリーズが大好きな方にもおすすめです。