きたやまようこさんの訳だったので選びました。素敵な訳でした。光をひろげてお辞儀をするところは本当にまばゆいばかりで素敵です。個人的には望遠鏡の下で大好きな人に思いを馳せながら座って空を見上げているシーンも素敵だと思います。ただ、座って待つ。その、ひたむきで真剣な心のさまが私まで伝わってきました。人を待つ時私は大抵時間を気にしてしまいます。主人公のように笑顔でいつ来るかも分らない人を待ってられるのは素晴らしいと思いました。心が大きいのだと思いました。花は儚く枯れてしまうけれど光が“私の心には貴方から貰った花があるから”と、心の中で花を大切に思っているところがロマンチックだなと思いました。眠る前にもう一度是非読みたい絵本です。