お勉強をさぼってしまい、猫が危険だと知らない3匹の子ねずみ達は
猫を全く警戒していません。
そこへ、猫が子ねずみ達を食べようと「にゃーご」と叫んで登場します。が、物怖じしない様子の子ねずみ達に誘われて桃狩りに行くこと
になります。
名前を聞かれて思わず名前を名乗ってしまって赤面する猫。
いよいよ子ねずみ達を食べようと、「にゃーご」と叫んだら、子ねずみ
達が並んで「にゃーご」とご挨拶。
最後、子供たちへのおみやげまでもらって帰っていく猫と、手を振って見送る子ねずみ達。ほのぼのと暖かい気持ちになります。
子ねずみ達の様子は、子どもの無邪気さと同じですね。今は、楽しい絵本として読み聞かせていますが、もう少し大きくなったら、種を超えたものの間に存在する「優しさ」などを感じながら、もう一度読んでもらいたいと思う本です。