「まえ うしろ うえ した」などを意識させるための
ちょっと教育的な絵本かなあ…と思っていたのですが
子どもにとっては関係なく楽しめる絵本のようで
大人の意図と子どもの感じる心は別物なのだと感じました!
なじみのある動物を中心に
時々「おっ?」と思うような生き物が登場して
それを当てる楽しみもあるようです。
また、それぞれの生き物の特徴もきちんと丁寧に描かれているので
一緒にその特徴について話したりするきっかけにもなります。
ページをめくるごとに様々な大きさの生き物が出てきますが
まるで映画のカメラワークのように
小さな生き物もぐぐっと大きく描かれていたりして
絵本だけれど、空間移動しているような感覚です。
最後のページではみんな登場するので
指さして生き物を順番に言っていくのがお決まりのおしまい。
単純だけど読むたびに楽しさが増えていって
何度でも楽しめる絵本だと思います。