今回の主人公のひつじのフリスカ。
フリスカは、みんなより小さいので、チビとからかわれています。
賢いフリスカは、自分の体を大きくみせようとしていろんなことをするのですが、上手くいきません。
そして、ある事件が起きるのですが、フリスカの体の小ささが奏効してヒーローとなるという納得のエンディングです。
決して上手い絵ではないと思うのですが、味わい深い絵です。
特に表情が良いと思います。
ロブ・ルイスの作品は、いつも1つのテーマに基づいています。
小さいことは決して卑屈になる必要はないということが、ひしひしと伝わってくるはずです。
今回の作品も成る程と頷けるもので、派手さはありませんが安心して読みきかせできる作品だと思います。