子供だって、友達と別れるのはつらいもの。
今日遊んだ友達が、明日はもう一緒に遊べない。
かさいまりさんの絵本は、子供の純粋な心を丁寧に描きこんでいるから、
読んでいても切なく哀しくなってきます。
そして、優しい絵。なんともいえません。
ぼくの最後の手紙には、「さよなら、またね。」と書かれてあります。
短い言葉だけれど、その意味は深い。
「もう、お別れだけど、また、いつか会おうね。」
という、ぼくの強いメッセージが込められています。
裏表紙のクッキーから来た手紙を喜んでいるぼくの後姿が、
とても嬉しそう。
笑顔が見えるようです。
何気なく借りてきた絵本でしたが、
最近、娘のクラスのお友達が引越しのため、
お別れ会をしたばかりでした。
じっくりじっくり、読み聞かせをしてあげたい絵本です。