「はじめてのおつかい」「あさえとちいさいいもうと」がとっても優しくノスタルジックになる絵本で息子も気に入ってくれていたので、第3弾としてこのコンビで作られた「とん ことり」を手にしました。期待は裏切られませんでした。
読み終えた後、たかだか4歳位の子にこんな奥深いこと教えてくれ凄いなと言う気持ちと自分自身が「かなえ」になってしまった寂しい気持ちを抱きながら・・・。
実は、我が家も転勤族。こういうテーマを取り扱った絵本息子に少しずつ分からせていきたかったんです。
「転勤して友達と分かれてしまうことは寂しいこと、でも新しい友達が出来るということは素晴らしいこと」
親が言わなくても、この絵本は教えてくれています。
毎日の読み聞かせが大切でこの絵本を読み続けて息子に血や肉となって欲しいです。
「とんとドアをたたいて、ことりと手紙やおりがみが落ちたんだよ」
なんて息子が解説していました。
「よかったね、かなえに新しいお友達出来て・・・」
この言葉、いつか転勤して息子に新しいお友達が出来たとき、
同じ言葉をかけてあげたいなと思いました。