それいけ 男の子特集で気になっていたこの作品。表紙の大雪の中を、一人テクテク歩いていく姿に、我が家の子どもたちは興味深々。
読み進めていくと、こま振りみたいに描かれた絵がすごくいい味をだしているんです。
雪の中を長靴・手袋・傘・上着もなく寒さで心細くなった主人公を、回りの大人が慰めてくれたり、一足先に帰っていたお兄ちゃんがいろいろお世話をしてくれたりと、心温まるエピソードもあります。こんな状況になったらうちの子は、どういった行動に出るんだろうと、思わず想像しちゃいました。
働きに出ているとこういった突然の出来事でお迎えってなかなか行けませんよね。幼い二人を残して、夜中に出て行かないといけないお母さんの気持ちや、帰りを待つ幼子二人の気持ちを考えると涙が出てきました。
読み終わったら、もう一度表紙を裏表紙と一緒に見てください。あーなるほどと思いますよ。
こんなに雪が積もることがないので、子どもはとても羨ましそうでした。学校が早く終わるってところがいいみたいです。
子どもが読んでも、大人が読んでも楽しめる絵本です。