先日、3年生に読んできました。
表紙が赤いですが、黒の単線で描かれたろばが寂しそうです。
子どもが自分から手に取るような派手さがないですが、読んでみると子どもたちは息を飲んで聞いてくれました。
ひとりぼっちのろばが、サンタクロースのそしてたくさんの子どもたちの役に立てた喜びが伝わってきます。
がんばったご褒美もあります。
感情的な表現が少なく、すっきりとした分かりやすい訳は、さすがに石井さんだなと思いました。
子どもたちの想像を妨げる事がありません。
絵もとてもきれいで、表紙の地味な感じとは大違いです。
ぜひ、子どもさんに出会わせてあげてほしい絵本です。
やんちゃな3年生たちも、自分で手にとって絵を楽しんでいましたよ。