さびしい表情のろば。
昼も夜もいつもひとりぼっち。
雪の中ひとりぼっちでたたずんでいるろばをみて、娘は
「ちょっと 待って。」
と言い、ゆっくり優しく何度もなでていました。
そんなろばがクリスマスの夜、足を痛めたトナカイの代わりにサンタさんのお手伝いをします。
もう雪はやんでいます。
サンタさんは その子が一番ほしがっているものをくれるのだそうです。
やさしい 静かで温かい空気が絵本をめくるたびに広がっていきます。
娘の表情も やさしくなってきます。
そして、ろばにサンタさんがくれたプレゼントは・・・
娘がほっとしたようにふうと息をついたこと。そしてニッコリ笑ったこと。
この絵本を読んでよかったなぁぁと思った母でした。
クリスマス絵本の中で、やはり大切にずっと読んでいきたい絵本だと思います。