キャラクターを売りにしてあまり内容のない本。売るためにキャラクターを使っている本。
スヌーピーの表紙を見た瞬間に、その手の本かな、と思ったけれど、ちょっと手にとってみたら...
この絵本、あとがきを読んだら、いろんな人の思いがつまって出来上がった本なんだな、と。
友達が思い病気になったとき、まわりはどう接してあげたらいいのか?なかなか難しい問題を取り扱っています。
この本の中に出てくる女の子ジャニスは白血病にかかってしまう。
それに対して、あの子は悪い子だからそんな病気にかかったんだとか、うつるんじゃないかという偏見、あの子だけが特別扱いされているという不満...子供たちの間には(子供だけじゃないかもだけど)、病気のことがわからないだけにいろいろな気持ちが錯綜しますね。
でも、ジャニスはがんであろうとなかろうと、何よりも大切な友達だということ、そして病気であっても、病気であること以外に、自分たちと違うところはまったくないんだということ、そして、ジャニス自身が一番つらい思いをしているんだということ。
そんなことが、友達のライナスの言葉からよくわかる。
これって、病気だけの問題じゃないよね。
たとえば、いじめにあってる子、他にもいろんな理由でつらい思いをしている子。
そんな子に対して、自分たちは何が出来るのか?どうすべきか?考えるのに、いいきっかけつくりをしてくれる本ではないでしょうか?