お部屋のお掃除をしますからって
お外で待ちぼうけを食わされているおじいちゃんに
遊びに来た女の子が
自分で作ったお話の絵本を書いてもらいます。
その絵本が この「ロサリンドとこじか」なのです。
華奢で可憐でかわいいロサリンドのこじか。
迷い込んだ遠い国の王様に 檻に囲われてしまいますが
全く食べ物をうけつけません。
こじかの居場所を知らされたロサリンドはお城に駆けつけ
菩提樹の花束を差し出します。
こじかが この花束を美味しそうに食べる場面でホッとします。
ロサリンドだけを信じ 頼りにするこじかが
とっても愛おしく感じられました。
母親が 様々な困難を乗り越えながらも
子供を守り育てて行くことが出来るのは
このこじかのように
子供に頼りにされているのを肌で感じているからかもしれないな…
なんて考えたりしました。
6人の子供を育て上げたベスコフならではの
【母の愛】を感じる絵本でした。
ただ…最後の場面が
「ロサリンドとこじか」のお話で終わってしまって
おじいちゃんと女の子はどうなったのかわからなかったのが
ちょっと気になりました☆