とても情緒的な本でした。
著者の自伝的な物語のようです。
第二次世界大戦中に苦労し、
戦後、カナダにわたって暮らした、著者の祖父母。
その祖母(ポーランド語で「ババ」だそうです)と
孫である著者のお話。
英語が上手でないババと孫のコミュニケーションは
身振り手振りが中心。
そして、そういう時間の中で育まれる
ババから孫への、丁寧な暮らし方のレクチャー・・・。
ミミズを畑の土に戻すババの行いを
孫は真似・・そして、そのまた子供にまで・・。
この本の中には
とても穏やかな時間が流れています。
私も祖父母との時間を思い出しましたし
それが今の私を作っていると感じる部分もあります。
あとがきまでしっかり読んでほしい
珠玉の一冊です。