この絵本には、いろんな友だちが登場します。優しい子、いじの悪い子、、、読みながら自分が子どもだったころの交友関係を思い出してしまいました。いろんな子がいても、それはそれで楽しかったなあと。この絵本を読むと、友だちと関わることで、一喜一憂しながらも、小さな幸せを見つけていくリゼッテに共感し、自分と重ね合わせてしまいました。
くつしたは片方だけでは役に立たないと思うけど、使い方によってはそうではないことを教えてくれます。くつしたに限らず、固定観念にとらわれない思考をすれば、広がる世界があるものだなあと気づかされました。考えようによっては、残念なできごとも幸せなできごとに変わるのかも。そう考えると、人生は楽しいことばかりですね。
子どもといっしょに読むことで、子どものこれからの将来によいエッセンスが加えられるのではないかなあと、期待してしまう一冊です。