先に感想を書かれていた方は、『宮沢賢治』作品を彷彿とさせる。と描いていましたが、私はどちらかというと『安房直子』作品を思い浮かべました。
どちらにしても、幻想的で、読み終わるとあたたかい気持ちになるファンタジー短編集です。
短編といっても、お話はどれも人知れず悩みを抱えた人が、いつの間にか訪れることになる「またたびトラベル」にやってくるお話集です。
1話完結で6個のお話と、プロローグ・エピローグが付いています。
私のお薦めはプロローグと・エピローグ。
ここを読んだだけで、心はすっかり「またたびトラベル」へいってしまいます」
なんといってもお薦めなのは、黒井健さんがお描きになっているイラスト。
ねこたちが可愛い!そしてバス停1つも心にジ〜ンときます。
ぜひ、たくさんの子どもたちの目に触れてほしい作品です。
1人読みなら、小学校中学年から。
中学生・高校生のみなさんにもお薦めです。
時間があったらぜひ学校のブックトークで紹介したい作品です!!