天才&奇人の博士と、美人助手、わんぱく3人組小学生が、人間の体のあらゆる部分の「ひみつ」を探検しながら探っていくシリーズ。
消化器、骨と筋肉、心臓と血管、脳と感覚器。体を守る仕組み、性別と成長。巻頭には豪華カラー写真と余白には豆知識、とどこを見ても勉強になってしまう豪華な作りで、体の事を一通りマスターするまで逃げられません。ギャグ漫画系の絵で、駄洒落も多いので、ちょっとエッチな話やグロテスクなところも、抵抗なく理解出来てしまいます。
人気シリーズで、私が読んだものは、2011年発行で、第10刷。
昔、現役の小学生の時にも学研から、同じような学習マンガがあって、やはり同じような設定で体の中を探検した気分になって楽しみました。当時は小さい宇宙船みたいなものに乗って、口から肛門までずんずん飛んで行った。今や、胃カメラや内視鏡、他の最先端技術で、80年代あたりはSF扱いされていた話が実現しつつあって、驚く。そのうち、本当に、医者が飛行機に乗り込んで、小さくなって、体の中に入っていって、治療するかも!?
「胃は肉(たんぱく質)を溶かす液体を出しているのに、どうして自分は溶かされないの?」という質問をしていたのも覚えている。
時代を越えても、みんな人間の体は不思議に思うのだ。
「どうして足がしびれるの?」「どうしておならはくさいの?」「赤ちゃんはどうしてできるの?」など、子どもに聞かれてたら答えられない&答えにくい質問も、どんどん答えてくれているので、とりあえずお子さんに与えてみたらいかがでしょう?
勿論、自分の体の事をよくわかっていない大人も、今からでも遅くないので、一度読んでみてください。そしたら、ちょっとくらい優しくなれるかもよ。