1968年発行の絵本です。
二本の柿の木を巡る四季が描かれています。
古い作品なので,読んでも分かるかなと思っていましたが,息子は興味津々で聞いていました。
妻の実家に柿の木があり,干し柿を貰ったこともあるせいか,柿の木は身近に感じていたようです。
絵本には,一昔前の子供の遊びも描かれています。現代の子供には,退屈な遊びなのかなと思っていましたが,息子には十分魅力的な遊びのようでした。昔も今も子供の遊びの本質は,変わっていないのかなと少し安心しました。
後で聞いた話ですが,息子は幼稚園の先生に「柿の木の傷をつけ,おかゆを塗ると,柿が甘くなるんだよ」と自慢げに話していたようです。
作者の熊谷さんは,今年100歳を迎えられたそうです。
残念ながら絶版になっていますが,図書館でみかけたら,是非読んでみてください。