芝居が好きだったために、えんま様は鬼たちに地獄の窯に投げ込まれてしまいます。
芝居役者の団十郎は我が技が身を助けるの感ですが、えんま様が可哀そうでなんて残酷なお話でしょう。
人気の芝居役者の団十郎が流行病であっけなく死んでしまいました。
極楽めざしてたどり着いたのがえんま様の前。
芝居好きなえんまの願いで芝居を披露するのですが、さすが役者(?)鬼たちも間違えるほどの演技で鬼たちにとってはえんま様になりきってしまいました。
団十郎も結構悪い奴です。
そもそも芝居って人をだますのが仕事?
それで罪を問われるのも妙な話ですが、他の絵本でもそのようなシチュエーションがありました。
少々刺激が強いお話ですが、型にはまった民話ではないところが気に入りました。
ストレートに楽しめるお話です。