長男が大好きだった『かまきりっこ』と同じ作者の絵本で、表からも裏からも、ひっくりかえして読める作りがユニークだったので、図書館で借りてみました。
『ねらってる ねらってる』の方から読んでみると、ねらってる立場の虫が主役に描かれていて、しかも、ねらわれてる立場の虫も、実はまた誰かをねらってる・・・それが続いていくのです。数匹の虫を描いた場面と、たくさんの虫を描いた場面が、交互に繰り返され、特に細かい絵を、ひとつひとつじっくり見ていくと、色んな発見がある、まるで探し物絵本のような楽しい絵本です。
逆にして、『ねらわれてる ねらわれてる』の方から読んでみると、ねらわれてる立場の虫(カエルなんかもいる!)が主役に描かれていて、これまた続いてる。
そして、ねらってる顔と、ねらわれてる顔が微妙に描き分けてあったり・・・とにかく芸が細かいです。
しかも、ヤゴの方がカエルより強いなんて!知らなかった(恥)私には、けっこう勉強にもなりました。
夏休みシーズン、虫などの生き物好きの子に、おすすめしたいです。