最初この本は4歳の妹のために読んであげようと思っていました。
お兄ちゃんって大変なんだよって。
お兄ちゃんの方に読んだらかえってプレッシャーになるかなと思っていました。
でも、内容は
弟が勝手にランドセルを持ち出してそれに腹が立ちげんこを食らわす。
友達がかばうが,腹が立つ。
お母さんも「おにいちゃんなんだから」
と我慢を促す。
これがまた腹が立つ。
ある日弟がチンドン屋について行き行方不明になる。
お母さんが探しに行き,留守番を頼まれるお兄ちゃん。
「お兄ちゃんなんだから大丈夫でしょう。」
またお兄ちゃんなんだからだ。
でも不思議と腹は立たない。
いつもと違う「おにいちゃんなんだから」に
お兄ちゃんは何か感じる。
それから弟に優しくはできないものの我慢ができる。
こういう風に思うんだよ!
と期待してはプレッシャーになると思う。
でもこの絵本から何かを感じてくれればいいかなと思う。
下の子に読んで当てるのもいいかもしれないけれど
この絵本はお兄ちゃん,お姉ちゃんに読んであげるのがいいと思う。