読み聞かせには体力のいる長編でした。話は面白いのですが、64ページは自分にとって集中力を維持するのには少し長すぎたようで、聞いている側も集中力が途中で弱くなってしまったようです。
今まで読んできたマックロスキーの絵本は単色画ばかりだったので、彩色画の鮮やかさにも少し戸惑いました。
ボロ船で釣りに出かけたバート・ダウじいさんがクジラをつりあげて(?)、尾にばんそうこうを貼ってあげるとか、クジラの中に船ごと入り込むとか楽しいのですが、「老人と海」やら「ピノキオ」やらが頭にちらついてしまいました。
ホラ話でユーモアたっぷりなのですが、絵本としてはすこししまりを失ってしまったように思いました。