静かなクリスマスのおはなしです。
ひとりぼっちで寂しい小さなもみのき。
生まれてから一度も歩いたことも外にでたこともない男の子。
その出会いが、一つの大きな奇跡を生みました。
毎年きていたおとこのひとがこなくなったとき、
「まさか、男の子はもう・・・」と思いながら読みました。
息子も、うっすらと目に涙でした。
最後の奇跡を目にしたとき、息子も本当にうれしそうに、
ほーっとひといきため息をつきました。
眠る前にも、この絵本のことを思い出したのか、
「あの男の子、あるけるようになって、よかったね」
と、つぶやいていました。
よほど心にのこったのでしょう。
にぎやかな楽しいクリスマスの絵本も好きですが、
こんな静かなお話をよみながらすごすクリスマスも素敵です。