何となく題名を耳にして、ずっと気になってた絵本です。
家の前を通りかかったねずみを見て、男の子の想像力がふくらみます。
もしもねずみにクッキーをあげると、
きっとミルクをくれという。
ミルクをあげると、
こんどはたぶん、ストローをくれという。
・・・・・・
彼の想像力はとどまることを知りません。
次々にねずみの行動を想像し、へとへとになりながらつきあいます。
絵がていねいでかわいらしく、じっくり眺めると楽しいです。
ねずみが描いた絵があんまり上手でびっくりします。
ただ私としては、同じ「ねずみ」が出てくるお話でも、「ねみちゃんとねずみくん」で、ねずみくんがどんどん想像をふくらませていって、最後に現実にひきもどされるオチが好きなので、最後が少し物足りない気がしました。