10歳の長男、5歳の長女と読みました。
犬が大好きな我が家の子供たち、
とりわけ長男の方はおばあちゃん宅の犬をこよなく愛する愛犬家で、
そんな長男にこの絵本はとってもこたえたようです。
突然車から放り出される犬、
必死で声をあげる犬の姿に心を打たれ、
「かわいそすぎる・・・」と涙をぽろぽろ流し、
目を真っ赤にしたまま眠りにつきました。
鉛筆でデッサン画のように書かれた絵。
本文なしの絵本。
それがこれほどまでに長男の心を打つことに非常に感動しました。
さみしそうな後ろ姿、お腹をすかせた姿が
とっても、
まるで私たちがその場で見ているかのよう。
臨場感溢れる絵本です。
最後に見えてきた一筋の光でなんとか救われたものの、
犬好きにはとっても切ない一冊です。