この本にも「天からふってきたお金」同様にホジャのとんち話が入っています。
息子がホジャのお話が好きなので、ホジャのお話から読みました。
その本にトルコの昔話が収録されています。
「ケローランと鬼の大女」は「マメ子とまもの」に似ていると思いました。
「牛飼いの娘と王さま」は耳だけで聞く分には子どもでもすんなり聞けるということがあるようですが、残虐な一面もあるので、親を持つ子どもの私として心境は複雑でした。
お話が伝えたいのは、未来をみだりに知ろうとしてはいけないとか、宿命からは逃れられないということだと思いますが、こんなお話もあるんだなあと思いました。
「豪傑ナザル」はグリム童話に似たお話があったように思いました。
トルコの昔話を読んだのは初めてです。その国ならではの宗教・文化・食事に触れることができました。「がまんの石と刀」などは特にそうです。
一日一話的にも読めますし、ストーリーテリングのテキストにもなると思います。
私としては、ホジャのお話のどれかを語れるようになるといいなあと思いました。