何か春の贈りものにふさわしい絵本を…と探していた時、
「絵本_さくら」という検索で、
「たんげさくら」さんのこの絵本を知り、
とても春らしい可愛い表紙も気に入って、購入を決めました。
童謡の「ことりのうた」を題材に絵本にしたものかな?
だったら小さい子にぴったりだな、と思っていたのですが、
ちょっと違いました。対象年齢はもう少し高いようです。
自分で読んで理解するなら5〜6歳くらいからかも。
お話は、童謡の「ことりのうた」と「歌を忘れたカナリア」の、
みんなの耳に馴染む解り易い背景を合わせ持っています。
そこに、もう少し現代の含みを持たせ、”疲れてしまった心と体は、
慌てず急かさず、そっと休ませて待っていてあげれば、
いつかまた自分で夢を思い出し、望みを広げ始めるよ…”
そんな優しさが語られている気がします。
傷ついた人の苦しみは、傍目にはなかなか理解できないものですが、
見守ってあげる、待っていてあげることが、本当に大事なんですよね。
朗読と、お話の中に出て来るオリジナルの歌のCDもついています。
(贈り物用に購入したので、CDは聴いておりません)