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ぼくの村にサーカスがきた」 みぽみぽさんの声

ぼくの村にサーカスがきた 作・絵:小林 豊
出版社:ポプラ社
税込価格:\2,750
発行日:1996年11月
ISBN:9784591052068
評価スコア 4.6
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みんなの声 総数 14
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  • きれいな景色と戦争と

    • みぽみぽさん
    • 30代
    • ママ
    • 宮崎県
    • 女の子13歳、女の子9歳、女の子4歳

    秋から冬へと移り変わる景色の美しい絵本です。

    娘はこの絵本でアフガニスタンという国を知りました。

    「靴、だれもはいていないんだね」

    秋の畑仕事の風景、だれもはいていないのに気がつきちょっとびっくりしていた娘。

    サーカスには何でも売っているのだけれどアイスクリームは見ているだけ・・。
    「買えないの・・?」
    娘が聞きます。 珍しくって高いのかもね・・と答えるわたしに不思議そうな表情をする娘。

    戦争に行ったまま 帰ってこないお父さんの残した笛をいつも吹いているお友達。

    戦争の意味もよく知らず、わからず。けれど最後のページで何となくわかったみたいなのです。

    ずっと続いていくと思っていた日々の暮らしが、家が、村が戦争という何かのために突然なくなってしまうということ。

    あんなに笑い声があふれていた村が戦争で今はもう誰もいなくなってしまったということ。

    「わかんないんだけど。 なんか ぎゅってなった。」

    と言って、ぽろぽろ涙をこぼしていました。
    きっと何かを感じ取ってくれたのだと思います。

    投稿日:2008/12/07

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