アンパンマンシリーズの出発点となった絵本です
砂漠で死にかけている旅人や森で迷子になった子どもを励まし、自分の頭を食べさせるお話はインパクト充分…つぎはぎマントで大人体型のアンパンマンは今のスタイルとはだいぶ違います…
初めて読み聞かせする時はちょっと違和感をもつかもしれませんが子どもたちにはきっと印象的な一冊になるはずです…
「ほんとうの正義というものは、けっしてかっこうのいいものないし、そして、そのためにかならず自分も深く傷つくものです…」とあとがきで作者はいいます…
そう…「アンパンマンのマーチ」の軽快なリズムに隠された深ーい歌詞の原点がここにあります…
新しい顔を焼いてもらっている頭のないアンパンマンはちょっと不思議な感じです…鉄腕アトムにも頭を取られたまま海を渡って家に戻る話がありました…ヒーローにとってはハートが大事で頭は飾りなのかもしれませんね…
でも、それはまた別な話…