三橋節子さんが、絵本作家でもある画家鈴木靖将さんの奥さんだったというところからこの絵本を鑑賞しました。
ガンのため早逝された三橋さんが、自分の生命が長くない事を知って、子どものために残したのがこの絵本だそうです。
そう考えると、雷を退治しようとしたくさまおに、三橋さんの思いが込められているように感じます。
わが子に雷が落ちないように願ったのです。
それでも、雷を引き寄せる雷獣を捕まえながら、この村に雷を落とさないことを約束させて逃がしてやります。
命の尊さを痛感してのことだったのでしょう。
画家であった三橋さんが手がけた絵本であり、動画なので独特な世界をも感じる絵本でした。