なんて素敵な絵本だろう...ひさしぶりに、大人の自分がどっぷりひたれる絵本に出会ったという思いです。
壁を乗り越えてもぐりこんだお屋敷の庭に広がっていた風景は...緑色の船でした。
正確には、ほんものの船ではなかったけれど、少年たちには、本物以上に本物らしい船でした。
そして、トリディーガさんと水夫長という存在があったおかげで、それは、少年たちにとって、本当に本物の「船」になったのです。
みどりの船は、世界中を旅し、赤道を超え、嵐を乗り越え、航海しました。
休みの間、心躍らせたこの庭の景色を、少年たちは、ずっと心の底に大切にしたまま、素敵な大人になっていくことでしょう。
ひと夏、こんなお休みをすごせた体験って、すごく貴重だと思います。
子供たちにも、こんな経験させてあげたいなぁ〜。