最近、プリキュラにはまって、
普通の絵本に手を伸ばさなくなった姪っ子に、
その母親である私の妹からのリクエストでクリスマスプレゼントに贈った、『イザベラのひみつのおもちゃばこ』。
そうしたら、お正月に遊びに来たときに、
お気に入りのおもちゃが入っているいつものバッグとともに
姪っ子はその絵本を脇に挟んで持ってきました。
どうやら、気にいってくれたみたいで、
百人一首を使ったぼうずめくりやカルタ遊びの合間に、
その絵本を持って私の膝の上にのっかってきて
「これ読んで」と言ってきました。
早速、声に出して読み聞かせを始めたら、
いつの間に、小学6年生のお姉ちゃんと、小学3年生のお兄ちゃんも
私の両脇に座り込み、静かに聴き始めました。
少しだけめくって楽しめるしかけの入った絵本なので、
ふつうに読み聞かせをするだけでなく、
「ああ、(くまの)ブルーの耳の下に何が隠れているのかな?」と
姪っ子に話しかけながら読んでいくと、
姪っ子はすでに覚えていて
「じつはヘンリーにかたおもい」!」といった後に、
「かたおもいって、好きってことだよ!」と教えてくれるのです。
私は(ちょっとちがうけど・・・)と思いつつ、
最後まで、姪っ子とのやりとりを楽しみながら
(ときには甥っ子のいたずらも許しつつ)
その日は、2度読みました。
読んで聞かせた私も、主人公のイザベラが、
なくしたと思っていた大事なおもちゃたちがみつかるストーリーに
心がほっこりしました。
心なしか、姪っ子たちも、持ってきたおもちゃたちのことも、
以前より、大切にしている気がしました。
(3人ともおもちゃを出すと、あいかわらず、
足の踏み場もなくなるほどいっぱい広げてはいましたが)
装丁や内容は女の子向きの気がしましたが、
いつもは学校でしょっちゅう女の子にいたずらしているという
小3の甥っ子が、神妙な顔で聞いていたのも印象的でした。