4歳の息子が好きなレオ・レオニの新刊ということで目に留まりました。
でも、テーマは子供には難しかったです。
翼のない鳥チコが、翼を望んだら金色の翼を得ることが出来ます。
しかし皆と違うから他の鳥は仲間に入れてくれません。
羽の一本一本を抜いて、人を幸せにし黒い羽なったとき仲間になることができるチコ。
最後の「外見を一緒にしても心の中はみんな違う」というチコのつぶやきに、考えさせられました。
人を受け入れるのに、見た目が奇抜だと少し身構えてしまう個人の感情に対して、
異質な人を拒もうとする社会に対しての警告なのでしょうか。
何度も読んで考えたい作品です。テーマが深いです。チコの純粋な気持ちに救われました。