主人公のカイくんの気持ちが、ひしひしと伝わってきます。
カイくんには、毎日のように一緒に遊んでいるうさぎのウーちゃんがいます。
そのウーちゃんが、運動神経抜群のりょうくんとハイキングに行く約束をしました。
それを知ったカイくんが子どもなりに苦悩するのですが、その切なさがひしひしと伝わってきて、たまらない気持ちになるのです。
まだまだ小さな子どもだと思っていても子どもはいつの間にか大きく成長していて、大人顔負けの精神状態になるようです。
作家さんの意図することではないかもしれないですが、カイくんとウーちゃんをそのまま大人に変えたら、この絵本は素敵な恋愛小説になりそうです。