何でもチャレンジする人、行動力のある人はいますが、よくみるといろんなタイプがあると思います。ただがむしゃらに突っ走る人、少し先にゴールを決めて段取りを考え、「相手はこう感じるんじゃないか」「こう感じてほしい」と想像しながら少しずつ前に進む人。仲本千津さんは両方のタイプが合わさった人だと感じました。
「誰のことを考えているか」も人によって違うでしょう。さすがに「自分のことだけ」では必ず挫折します。どこまでの人のことを考えるか。千津さんは他の国のこと、世界のことを考えているようで、視野の広さ・考えの深さに驚きました。
「わたしにはそんな力はない」という人も、何か好きなことがひとつくらいはあるはず。それにとことん向き合っていけば、そこから新しい道が見えてきて、千津さんのようになれるんじゃないでしょうか。
「その人は信頼できるか」の一番の判断は、その人に変わらず備わっている人柄や情熱の根本だと。経験や知識はあとからでもつけられるから、という考え方が印象的でした。確かに勉強ができるだけの人より「好きにとことん」の人の方が…ってことですね。
自分の「好き」を千津さんの「好き」に置き換えて読んでいくといろんな気づきや発見がある本になると思いました。