どいかやさんの作品。今回も「すばらしい!」と独り言のように絶賛してしまいました。
すばらしいと思ったのは、その本の構成です。
やまねのネンネに実際に起こったできごとのページと、眠っているネンネの夢の内容のページが右左にならび、前者がモノクロ、後者がカラーで描かれているのです。
ネンネに実際に起こったできごとは、ハラハラすることもあるのですが、夢の中ではそれを良いように解釈しているネンネがいて、比較しながら読めるのがとても楽しい。
冬ごもりをするネンネたち親子のようすにも、ほんわか温かみを感じ、春はまだでも、冬を温かくすごせるような気になる本でした。