猫の表情がなんとも言えない。猫好きにはたまらない1冊です。
忙しくてなかなかご飯の準備すらしてくれない飼い主のわきで、待って待って待って待ちわびる猫のシマシマ。ある日そんな状況にもう我慢できなくなったシマシマのとった行動は...。
鍵をかける猫、キャッシュカードでお金をおろし、缶詰を買い、レストランに出かけ、映画を見る猫。すばらしき毎日がやってきたかと思ったけれど、それもつかの間でした。かしこかったばかりに追い詰められていく猫のシマシマ。そのやつれた姿もなんだかユーモラスでかわいくて、ほんとたまらない。私の大好きな1冊になりました。
それで、小学5年生の読み聞かせに利用させてもらったんだけど、猫の表情まで見るには少し絵が細かすぎたかな?このちょっとシュールなお話の内容が理解できたかどうかもちょっと微妙でした。むしろ、子どもにというよりも、大人むけのお話かなと思います。