1歳の娘といっしょに読みました。かわいい動物やカラフルな小物が大好きな娘は、「わあ」と声を上げ、楽しそうに見ていました。扉をノックする場面では、実際に手でトントンと叩きながら読むと、子供が注目してくれます。
読んでいるときに気がついたのは、パンやスパイスなどのカタカナ語が平仮名で書いてあること。そのおかげで、優しさとぬくもりのある世界観が守られているような気がします。カタカナがわからなくても、平仮名を覚えたら、娘も自分で読めるかなと思います。
新しい扉を開くことは、新しい何かに挑戦することとイメージが重なります。でも、この物語はそんな重々しいイメージは無く、わくわくしながら読み進めることができます。
自分の人生だって、そんなに身構えず、もっと軽やかに、色々なことにチャレンジしてもいいよね、と思える作品でした。