何とも恐ろしい表情の鬼の表紙がインパクト強いこの絵本。
御伽草紙の一つであるこの酒呑童子は、鬼退治のお話として有名なのですね。知りませんでした。
悪さをするこの酒飲童子を退治すべく、源頼光を大将とした6人のつわものが立ち上がります。
どちらも強い力を持っており、戦いは緊迫した雰囲気でいっぱいです。
そして、この絵本には作者の川村さんが創り出したという「ふくろう」が登場します。
このふくろうがまた実にやっかいで、鬼の片腕となって働くので、戦いのドキドキハラハラ感が倍増されています。
ふくろうのはイメージのんびりと穏やかなものだったのですが、ちょっと印象が変わりました。
先日「鬼のうで」という絵本を読みました。
これはこの酒呑童子と頼光たちとの戦いのその後を描いているものです。
これもまた鬼との壮絶な戦いが見ものの作品なので、この酒呑童子の後に是非読んでみてほしいと思います。