御伽草子より、作者の創作(ふくろうなど)を加えた作品。
とはいえ、メインストーリーは伝わってくるので、その世界観は体感できると思います。
丹波の国の大江山に住む鬼、酒呑童子を退治する物語です。
都で娘たちを誘拐したことから、源頼光と四天王が退治するのですね。
この四天王の一人が、坂田公時(金太郎)。
金太郎伝説がリアルに感じられます。
やまたのおろち伝説でも酒がキーアイテムでしたが、
ここでも、不思議な酒が鍵を握ります。
スリリングな救出劇は、映画のようにダイナミックです。
やや長いお話なので、小学生くらいからでしょうか。