幻想的な絵に惹かれたのか、題名に惹かれたのか、長男が図書館で自分で選びました。
王様のところに、何でも金色に変えてくれる魔法使いがやってくることで起こる騒動のお話です。何でも金に変えられると聞くと、権力者ならいてもたってもいられなくなるのかもしれません。
ちょうど私が歴史小説を読んでるので、秀吉の金の茶室のようだなあと思いながら途中の場面を読みました。
逃げ出した魔法使いが、再び訪ねてくるラストが良かったです。
人間にとって一番大事なものが何か、教えてくれてるような気がしました。
金のひかりが大切なことをこの王様一家にもたらしたのですね。
外国のお話ですと、翻訳された日本語が不自然で気になることがありますが、
このお話は、すんなりとストーリーに入り込みながら読めました。